子どもに”食育”って必要なの？①

みなさん、こんにちは！かすみんです。

今日は”食育”に関してお話をしていこうと思います！

そもそも食育ってなんだって話ですよね。

それって家庭でやる必要があるの？なんか野菜とか育てるの？何から始めるの？などなど、食育と一言でいってもいろんな疑問や不安なことを思い起こしてしまう方もいるかもしれません。

う～ん。何が目的なの？

食育の３つの目的

食育を推進するためには３つの目的があります。

１つ目：健康に食べる力を育む

まず1つ目の目的は「健康に食べる力を育む」ことです。

幼児期は発育・発達は活発な時期になります。

そのために豊富な栄養補給が必要になってきます。必要となる栄養素の過不足は発育に障がいが生じたり、病気の原因になったりすると言われています。

また、”健康”というのは単なる身体的の健康だけが当てはまるわけではありません。

日々の生活を送るにあたり、心身の健康も欠かせません。

よく、学校とかで「生きる力」とか学校目標で見かけたことはありませんか？

私が大学生の時、小学校の教員免許を取得するために学習指導要領を勉強してきた時によく目にした言葉です。

生きる力の力には体力・学力・協調性等が含まれます。

そういったものが養えるようにしていきましょうね。というものです。

２つ目：楽しく食べる力を育む

2つ目の目的は「楽しく食べる力を育む」ことです。

”食べることは生きること”　そのためには体力作りとしての食事だけでは足りず、心を育てるために必要な意味も含まれています。

子どもにとって食事は生活の中心であり、大人よりも生きるために必要なものになっています。

食事を通して家族や友人と楽しむ、食事についての知恵・文化・マナー等を学ぶことが出来ます。それは結果として、精神発達の面で大きな影響を及ぼしていくと言われています。

子どもにとって、社会環境の変化は食生活にも深く関係してきます。

3つ目：環境に優しく食べる力を育む

3つ目の目的は「環境に優しく食べる力を育む」ことです。

ただ食べるだけではなく、環境のことを考えながら食事をしましょうねということです。

近年、食べ残しや食料廃棄による食品の無駄が環境に大きな負担を与えていると言われています。

日本は世界から見ても有数の食品ロス大国と言われています。

日本の食品廃棄物等は年間約2550万トンと言われています。

その中でもまだまだ食べられるのに捨てられてしまう食品の量は年間約612万トンにも及ぶと言われています。（平成29年推計値：農林水産省参照）

これは、1人当たりの食品ロス量は1年で約48㎏。1人当たりが毎日お茶碗1杯分のご飯を捨てているのと同じ量になります。

また、食品ロスといっても家庭から出る食品ロスと飲食業等の事業活動を伴って出る食品ロスという2つにも分けられます。

・飲食業等の事業活動を伴って出る食品ロス・・・約328万トン

・家庭から出る食品ロス・・・・約284万トン

環境問題というと食品ロスだけではありませんが、家庭からできる環境問題ということで、まず家庭から出る食品ロスを減らすことからできそうですね。

こういった、日本では、環境に優しい「３R政策」を提唱しています。

①Reduce(リデュース)：廃棄物の発生を抑制

②Reuse(リユース)：再使用

③Recycle(リサイクル）：再生使用

食べものを限りある資源としてとらえ、食べものを大切にしていけるようにしていく必要があります。

食育基本法

上記3つの目的は2005年に制定された「食育基本法」に基づいています。

この食育に関しての法律。ここには、「様々な経験を通して『食』に関する知識と『食』を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てる食育」を推進することが求められているのです。

子どもに関しては「心身の成長及び人格の形成に大きな影響を及ぼし、生涯にわたり健全な心と身体を培い豊かな人間性を育んでいく基礎となるものである」としています。

なんか食育の大切さが少しだけ分かったかも！

次回からは家庭においての食育に関してお話していきますね！お楽しみに！